2012年12月、横浜市都筑区に「自宅兼事務所」を新築し、7年間拠点としていた世田谷区の事務所から移転しました。限られた予算で狭い所なのですが、約8か月にわたり、あれこれ考えて作ってきました。

これから新築やリフォームをされる方の為に、何かの参考にして頂ければと思い、一部ご紹介します。一つ一つ、細かく選択できる家づくりは、その反面、選択に迷う事の連続です。そんな時に、ほんのわずかでも参考にしてもらえればと思います。

まだまだ未完成の部分も多いのですが、これからどう仕上げていくのか、自由にデコレーションでき、失敗も許されるる自分の家だからこそ、実験もしていきたいものです。その都度更新していくのでお楽しみに!

今回建築をお願いしたのは、地元のハウスメーカー「ハウゼ」さん。自由設計を売りにしているだけあって、通常のハウスメーカーさんに比べると自由度が高く、それでいて割と低コスト。芸能人やプロゴルファーなどの大豪邸から狭小住宅まで幅広く対応してくれます。

右の写真の左のドアがオーブの事務所。正面のシンボルツリーはシマトネリコをチョイス。明暗センサーとタイマーを組み合せたライトを入れる事で、暗くなると自動的にライトアップされ、希望の時間に消灯。これがなかなか便利で、思ったほど費用もかかりません。アプローチライトや裏のシンボルツリーも全部連動させて、タイマーをフル活用しちゃいました。

Entrance

右側が自宅の玄関、左が事務所の入り口です。

正面のシンボルツリーはシマトネリコをチョイス。明暗センサーとタイマーを組み合せたライトを入れる事で、暗くなると自動的にライトアップされ、希望の時間に消灯。これがなかなか便利で、思ったほど費用もかかりません。アプローチライトや裏のシンボルツリーも全部連動させました。

Office

世田谷の事務所に比べて狭くなったので、効率的に収納できるように、収納は全て造作。
反対側には部品やレール、工具類、貸カーテンなどを入れる収納が、さらにびっしりと。

Entrance hall

玄関はこのクロスが全てです。スイスの「ヤコブシュレイファー社」の物で、元々、マークジェイコブスやビビアンウエストウッドなどのファッションブランドに生地を供給している、超クリエイティブなテキスタイルブランド。

巾約7mで1枚の絵になるデザインですが、一部を切り取って一面だけに貼りました。

上り框(かまち)は低めがトレンドですが、実用性とのバランスを考えて10cmに。ステンレスでカーブに仕上げています。(ホースとデッキブラシでバシャバシャ洗いたいので)

アクセントクロスの反対面はミラー扉のシューズクローゼットで、ゴルフバックやベビーカーなども収納できるようにしています。一面を大きなミラーにする事で広く見える効果がるのと、アクセントクロスの効果が2倍になる効果も。

奥の窓の外にはシンボルツリーと、それを照らすライトを付けているけど、まだツリーが小さいので、存在感薄すぎ。数年したら立派になるそうだけど、どうなんだろう?

Corridor

1F廊下の突き当たりにも、アクセントクロスを。

これもヤコブシュレイファーの物で、こちらの方が新作。ライトでキラキラ光るラメと、ナチュラルな草花モチーフとの対照がユニークなデザイン。

玄関のもそうだけど、ラミネートされているので丈夫だし、水拭きもできて意外と実用的でもあるんです。

Toilet

ハーレクイン(イギリス)のクロスを2面に貼って、残りの2面は「金箔風」で。
水彩タッチのエスニックも、金箔風もトレンドなので、立場上おさえておかないと・・・。

便器はやっぱりTOTOでしょ!と、こだわってチョイス。最上位の機種は手が出ないので本体は落としたものの、どうしても削り出しのスティック型リモコンだけは欲しかったので、無理言って組み合わせてもらいました。

ハウスメーカーのハウゼさんが、今後ハウゼの標準仕様にするから、と言ってTOTOがパッケージしてくれたので、他ではお願いしても無理かも?です。

bathroom

洗面所兼脱衣所。
はじめは置き型のボウルにしたかったのだけど、収納(引き出し)の都合で半埋め込みになりました。
造作した収納類は、全てタカラスタンダード製。正直言って、デザイン的にあまりいけてない感じがするメーカーですが、サイズや取っ手はもちろん、面材から全てオーダーできて、一から造作するよりもかなり割安。今回は、取っ手の出っ張らない「J取っ手」にしてスッキリと。面材の木目も揃えてくれます。タカラスタンダード、なかなか良いですよ!

ミラーの後ろに関節照明を仕込んで、モザイクタイルを綺麗に見せる様にしました。

この脱衣所で一番入れて良かった物は、このタオルウォーマー。タオルはいつもホコホコだし、寒い冬でも脱衣所全体が暖かくて快適です。1Fの北側に位置するので、この冬は、これに相当救われました。
夏は夏で、タオルがカラッとするのがGOOD!電気代もさほどかかりません。

Washroom

その隣にある洗濯室。共働きで、とにかく時間に追われる我が家では、これは無くてはなりません。除湿・乾燥機を入れて、外部にホースで排水できるように配管してもらいました。

とにかく、洗濯してすぐその場で干せるので効率的。

Master bedroom

まだまだ未完成な、1Fの端の主寝室です。

部分的に貼ったCASADECO(フランス)のクロスをアクセントに、天井には濃いめのブラウンの編み込み柄で抑え込みました。ちなみに床も黒に近いダークブラウンのカーペット。

かなりシックな空間だけど、クローゼットの中だけは真っ赤なクロスで、開けてビックリ!

Window style

玄関に使った残りの部分は、階段ホールの壁面へ。
ウォールウォッシャーのダウンを仕込んでライトアップ。旗竿型の外から見えにくい敷地ながら、裏は駐車場なので、たぶんここが一番外から目立つ所なんです。

ご近所から「あれ、何ですか?」ってよく聞かれるけど、誰も壁紙だとは思って無かった様です。

インテリアは室内だけの為にあるのではない、という試みで、外に見せるためのインテリアがあっても良いはず。それがレースだったり、壁紙だったり。

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