オーダーカーテンは「測り方」を間違えると、せっかくの生地やデザインも台無しになりがちです。丈が短くて安っぽく見えたり、幅が足りず光漏れが気になったりと、交換も簡単ではありません。ここでは、初めての方でも押さえれば迷わない測り方の基本と考え方を、窓の種類別・スタイル別にくわしく解説します。自分で採寸するかプロに任せるかの判断材料もまとめました。
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1. オーダーカーテンの測り方の基本と失敗しないための考え方
1.1 オーダーカーテンの測り方で多い勘違いと失敗例
オーダーカーテンの採寸で多いのが、「窓のサイズだけを測ればよい」という勘違いです。実際には、カーテンが掛かるのは窓ではなくレールなので、窓ガラスや枠だけを測ると、幅や丈が足りない原因になります。また、メジャーを斜めに当ててしまい、実寸より長く(あるいは短く)採寸してしまうケースもよくあります。
もう一つの典型的な失敗が、床とのすき間を考えずに「ぎりぎりの長さ」で注文してしまうことです。床の傾きやレールのたわみを考慮しないと、片側だけ引きずったり、反対側だけ浮いたりします。腰窓の場合も、窓枠下でぴったり切るか、少し長めにして家具とのバランスをとるかで印象が変わります。採寸前に、仕上がりのイメージを具体的に描いておくことが、失敗を防ぐポイントです。
1.2 窓ではなくカーテンレールを基準に測るべき理由
オーダーカーテンで基準にするべきなのは、必ずカーテンレールです。レールの端から端までがカーテンの「有効巾」であり、そこにどれだけのゆとりを持たせるかで、ヒダの出方や見た目が決まります。窓枠の幅は、外付けレールの場合と一致しないことも多く、窓だけを頼りにすると、開閉したときに光が漏れたり、壁との収まりが悪くなったりします。
丈についても同様で、仕上がり丈は「レールのランナー(フックを掛ける部分)からの長さ」で考えるのが基本です。フックの種類やレールの位置で、カーテン上部の見え方が変わるからです。また、後からレースカーテンを追加したい場合、レールが二重か一重か、どの位置に付いているかによって適切な丈が異なります。窓はいじれなくてもレールは交換・調整されることがあるため、レール基準で採寸しておけば、将来的な変更にも対応しやすくなります。
1.3 腰窓・掃き出し窓など窓の種類別に測り方が変わるポイント
窓の種類によって、同じ「レール基準」でも意識するポイントが少しずつ変わります。とくに仕上がり丈の決め方は、部屋の用途やインテリアの雰囲気にも影響する部分です。
- 腰窓:窓枠下で止めるか、床まで垂らして「ロング丈」にするかで印象が変わる
- 掃き出し窓:床とのすき間をどうするかで見た目と使い勝手が変化する
- 出窓:天板上に落とすか、出窓全体を囲むように床まで垂らすなど、パターンが分かれる
- コーナー窓:カーテンどうしの重なり方や、開閉の方向をあらかじめ決めておく
どの窓でも共通するのは、「見た目」「機能性」「掃除のしやすさ」をセットで考えることです。たとえば腰窓を床までの長さにするとホテルのような印象になりますが、家具配置やコンセント位置も踏まえて検討する必要があります。掃き出し窓では、出入りのしやすさと床とのすき間のバランスをどう取るかが大切です。
2. オーダーカーテンの採寸前に確認しておくべき準備とチェック項目
2.1 採寸に必要な道具と使い方のコツ
採寸自体は難しい作業ではありませんが、道具選びと使い方にコツがあります。最低限そろえたいものと、その理由を整理しておきましょう。
- メジャー:できれば3.5m以上のしっかりしたスチール製メジャーを用意する
- 脚立または安定した踏み台:レールの高さを正確に測るために必要になる
- メモ用紙とペン:窓ごとに「幅・高さ・レールの種類」をその場で記録する
- スマートフォンのカメラ:窓やレールの形状、周辺の家具配置を写真で残しておく
- マスキングテープ:仮の「仕上がり丈」位置を壁や床に印を付けてイメージを確認する
メジャーを使うときは、たるみやねじれが出ないように片側をしっかり固定し、もう片方をゆっくり伸ばしていきます。とくに高さを測るときは、目線がメモリと水平になる位置まで体を下げて確認すると誤差が出にくくなります。
2.2 レールの種類・位置・取付状態を事前に確認するポイント
採寸前に必ずチェックしておきたいのが、カーテンレールそのものの状態です。レールの種類によって、推奨されるフックのタイプや、カーテンの仕上がりサイズが変わります。一般的な装飾レールと機能性レールでは、ブラケット(支持金物)の位置やキャップの形状も異なり、端まできれいにカーテンを寄せられるかどうかに関わってきます。
また、レールが水平についているかどうか、たわみや傾きがないかも確認しておきたいポイントです。長いレールの場合、中央部分が少し下がっていることも多く、そのまま床ぎりぎりで採寸すると、中央だけカーテンが引きずる原因になります。天井付けか壁付けかによっても仕上がりの印象は大きく変わるため、「レールが窓枠のどの位置に付いているのか」を図に描いて整理しておくと、後の検討がスムーズになります。
2.3 採寸前に決めておきたいカーテンのスタイルと開き方
同じ窓でも、カーテンのスタイルや開き方によって、適切なサイズが変わります。たとえば、両開きにするか片開きにするか、レースとドレープをどう組み合わせるか、上部にバランス(飾り布)を付けるかなどで、必要な幅や丈、ヒダの分量が変化するからです。
リネンなどの自然素材でゆるやかなドレープ感を楽しみたい場合と、遮光カーテンでしっかり光を遮りたい場合でも、ゆとりの持たせ方は変わります。さらに、掃き出し窓で片開きにする場合は、カーテンをたたんだときに家具に掛からないか、扉の開閉を妨げないかも考慮する必要があります。採寸前に、「どの方向にどれだけ開くのが理想か」を具体的にイメージしておくことで、必要なゆとり量やレールの延長幅も判断しやすくなります。
3. カーテンレールの幅と高さの正しい測り方
3.1 レール幅の測り方と仕上がり幅の出し方
カーテンの仕上がりを左右する重要な要素がレール幅の測定です。正しく測ることで、見た目と機能性のバランスが取れた仕上がりになります。ポイントは、装飾部分ではなく実際にカーテンが動く範囲を基準にすることです。
【測り方と考え方】
- キャップの内側から内側までの有効幅を測る
- 装飾部分やエンドキャップは含めない
- レール幅の1.2〜1.5倍で仕上がり幅を設定する
- 開けたときの見え方も考えて余裕幅を調整する
これらを意識することで、ヒダの美しさと使い勝手の両立がしやすくなります。単に現状のサイズに合わせるだけでなく、理想の開閉イメージから逆算することが重要です。
3.2 腰窓・掃き出し窓の丈の測り方とおすすめの長さ設定
丈の設定は見た目の印象と使いやすさの両方に影響します。レール位置からどこまで伸ばすかによって、空間の雰囲気や日常の使い勝手が大きく変わるため、用途に応じた長さ設定が重要です。
【丈設定の目安】
| 窓タイプ | 測り方・長さの目安 |
| 腰窓 | 窓枠下から+10〜20cmでバランスを取る |
| 掃き出し窓 | 床から1〜2cm浮かせてスッキリ見せる |
| 床たまり型 | 床に軽く触れる長さで柔らかい印象に |
| 注意点 | 家具や床暖房との干渉も確認する |
このように用途ごとに調整することで、見た目と実用性を両立できます。採寸時は複数箇所を測り、最も長い寸法を基準にすると仕上がりのズレを防ぎやすくなります。
3.3 出窓やコーナー窓など特殊な窓の測り方の考え方
出窓やコーナー窓などの特殊形状は、レールの取り付け位置や開閉方法によって採寸方法が変わるため、事前の設計が重要です。標準的な窓よりも検討すべき要素が多く、見た目と操作性の両方を考慮する必要があります。
【特殊窓のポイント】
- 出窓は「窓沿い」か「手前設置」かで寸法が変わる
- コーナー窓はカーテンの重なりと開閉方向を決める
- レールのジョイント位置や金物配置を確認する
- 光の入り方と遮り方のバランスを考慮する
これらを整理することで、無理のない設計が可能になります。判断が難しい場合は、施工前に専門業者へ相談することで、後悔の少ない選択につながります。
4. フックの種類・床とのクリアランスなど仕上がりを左右する測り方の注意点
4.1 AフックとBフックで変わる見え方と測り方の違い
カーテンフックには大きく分けてAフックとBフックがあり、どちらを選ぶかでカーテンの掛かり方と見え方が変わります。Aフックは、レールが見える位置にカーテンが付くタイプで、一般的な機能性レールとの相性がよい仕様です。Bフックは、カーテン上部がレールを覆うように付くタイプで、装飾レールやレールを見せたくないときに選ばれます。
採寸の際には、AフックかBフックかをあらかじめ決めておくことが重要です。なぜなら、フック位置が変わることでカーテン上端の高さが数センチ単位で変わり、それが床とのすき間や窓枠とのバランスに影響するからです。メーカーによっては、同じ「仕上がり丈」の指定でも、AフックとBフックで推奨寸法が異なることがあります。今のレールの見せ方、将来レールを交換する可能性なども考慮しながら、どちらのフックが適しているかを検討しておくと安心です。
4.2 床・窓枠とのすき間をどう決めるかと冷暖房効率への影響
床や窓枠とのすき間は、見た目だけでなく、冷暖房効率にも関わる部分です。床とのすき間が大きすぎると、冬場に冷気が入り込みやすくなり、暖房効率が落ちることがあります。逆に、床に大きく引きずるほど長くしてしまうと、空気の循環が悪くなったり、掃除のたびにストレスを感じる原因になります。
窓枠とのすき間も同様で、上部や左右に隙間があると、そこから光や冷気・熱気が漏れます。とくにエアコンの効きが悪いと感じている場合や、結露が気になる場合は、カーテンをできるだけ窓面を覆うように設計することで、体感温度が変わることもあります。見た目の軽やかさを重視するのか、断熱性を優先するのかを最初に決め、そのうえで適切なすき間を設定すると、後悔の少ない選択になります。
4.3 遮光・遮熱など機能性を高めるための採寸の工夫
遮光や遮熱といった機能性カーテンの性能を活かすには、生地のスペックだけでなく、採寸の段階での工夫が欠かせません。たとえば遮光性を高めたい場合、カーテンの幅を余裕を持って取り、両サイドの隙間から光が漏れにくくすることが効果的です。上部からの光漏れが気になる場合は、天井近くからカーテンを吊ることで、窓の高さよりも大きく覆うようにする方法もあります。
遮熱性を意識するなら、窓にできるだけ近い位置にレースカーテンを設置し、その外側にドレープカーテンを重ねると、空気の層ができて熱移動を抑えやすくなります。このとき、レースとドレープの丈や幅のバランスが重要です。レースの丈を少し長めにして窓面をしっかり覆い、ドレープは床とのすき間を意識して採寸するなど、役割に応じて寸法を変えるとよいでしょう。機能性を重視するカーテンほど、採寸時の「ゆとり」の取り方が性能を引き出す鍵になります。
5. 自分で測るかプロに任せるかを判断するポイント
5.1 自分でオーダーカーテンを測るのに向いているケース
自分で採寸してオーダーカーテンを作るのに向いているのは、条件が比較的シンプルな場合です。具体的には、標準的な腰窓や掃き出し窓で、レールも既製の一般的なタイプが付いているケースなどが当てはまります。窓の数が少なく、家具配置もシンプルな部屋では、自分でメジャーを使って測ることで、コストを抑えつつ好みの生地を選びやすくなります。
- 標準的な形状の窓で、レールも一般的なタイプが付いている
- 窓数が多くなく、部屋ごとの役割や使い方が明確になっている
- 採寸に必要な道具がそろい、時間も確保できる
- 多少の誤差があっても支障の少ない用途(寝室や個室など)である
このような条件が重なる場合は、この記事で紹介したポイントを押さえることで、自分でも十分に満足度の高い仕上がりを目指せます。反対に、少しでも不安が大きいと感じる場合は、最初からプロに相談したほうが結果的にスムーズなことも多いです。
5.2 プロの採寸やコーディネートを頼んだほうが安心なケース
プロに採寸やコーディネートを依頼したほうがよいのは、窓の形状が複雑だったり、インテリア全体のバランスを重視したいケースです。たとえば、コーナー窓や大きな吹き抜け窓、複数の窓が連続しているリビングなどは、レールの取り付け方やカーテンの開き方の計画が重要になります。こうしたケースでは、採寸だけでなく「どのようにカーテンを設計するか」というところから専門的な視点が求められます。
また、海外製の生地を使いたい場合や、プレーンシェードやローマンシェードなど、カーテン以外のスタイルを組み合わせる場合も、サイズの出し方が複雑になりがちです。一度作ると長く使うことになるアイテムだからこそ、不安を感じる部分が少しでもあれば、早めにプロの知見を取り入れると、あとでサイズを作り直すリスクを減らせます。採寸と同時に、レールの選定や取付位置、壁紙や家具との調和まで含めて相談できる場合も多いので、総合的に判断するのがおすすめです。
5.3 新築・リフォーム時にインテリア全体を見据えた測り方の考え方
新築やリフォームのタイミングでは、まだレールが付いていなかったり、窓周りの工事が途中の場合もあります。この段階での「測り方」は、完成したレールを測るというより、インテリア全体をどう見せたいかを前提に「レールの位置や長さをどう決めるか」を考える作業に近くなります。天井際から床までのロング丈で空間を縦に広く見せるのか、窓枠に合わせて軽やかに仕上げるのかなど、空間づくりの方向性を決めることが大切です。
さらに、間接照明や家具のレイアウト、床材の色や巾木の高さといった要素も、カーテンの丈やスタイルの選び方に影響します。たとえば、ソファの背もたれが窓にかかる位置に来る場合、カーテン丈をどこで止めるかが印象を左右します。吹き抜けや大きな窓がある場合は、メンテナンス性も含めて検討する必要があります。新築・リフォーム時こそ、図面だけでなく実際の空間イメージを共有しながら、窓周りの計画を立てていくと、完成後の「思っていたのと違う」を減らせます。
6. オーダーカーテンの測り方で迷ったらオーブインターナショナルに相談しよう
6.1 オーダーカーテンの測り方やサイズ選びで相談できる内容
オーブインターナショナルでは、オーダーカーテンの測り方やサイズ選びに関するさまざまな相談に対応しています。たとえば、「レール幅に対してどのくらいのゆとりを持たせればよいか」「腰窓を床までの丈にするべきか」「遮光とデザイン性のバランスをどう取るか」といった具体的な悩みを、実際の窓を見ながら一つずつ整理していくことが可能です。
東京・横浜・川崎を中心に関東一円を対象としているため、地域の住宅事情やマンションの窓サイズの傾向なども踏まえた提案ができます。世界中から厳選されたカーテンサンプルを実際の空間で当てて確認しながら、最適なサイズ感とスタイルを一緒に検討できるのが特徴です。採寸そのものが不安な場合も、レールの状態や窓の形状を含めてプロの目でチェックしてもらうことで、安心してオーダーにつなげられます。
6.2 自宅やオフィスでカーテンを試せる出張コーディネートの特徴
オーブインターナショナルの出張コーディネートは、実際の空間でカーテンを検討できる点が大きな特徴です。商用車に多数のサンプルを載せて訪問し、その場で生地を当てながら色味や質感を確認できるため、ショールームとは異なるリアルな判断が可能になります。
【サービスの特徴】
- 自宅やオフィスで実際の光環境を確認しながら選べる
- 床や家具との色合わせをその場で調整できる
- 窓の形状やレールを確認しながら採寸できる
- レール位置や仕様変更も含めて相談できる
このように、現場で判断できることが多いため、仕上がりのイメージが具体的になります。カタログだけでは分かりにくいサイズ感や雰囲気を把握しやすい点が大きなメリットです。
6.3 インテリアデザイナーによるトータルコーディネートで得られるメリット
カーテン選びを単体で考えるのではなく、空間全体のバランスで検討できるのがトータルコーディネートの強みです。オーブインターナショナルでは、壁紙や家具、照明なども含めた提案を受けられるため、統一感のある空間づくりがしやすくなります。
【トータル提案のメリット】
| 項目 | 内容 |
| 空間設計 | カーテンを含めた全体バランスで提案できる |
| 素材選び | 壁紙や床材との相性を考慮したコーディネート |
| 表現の幅 | 主役にするか背景にするかなど方向性を明確化 |
| 実体験 | 実際の空間で仕上がりイメージを確認できる |
このように、単なる採寸や商品選びにとどまらず、空間づくり全体を見据えた判断が可能になります。理想の住まいを具体化したい場合に、有効な選択肢といえます。
7. オーダーカーテンの測り方を押さえて理想のインテリアを実現しよう
オーダーカーテンの測り方は、一見すると複雑に感じられますが、カーテンレールを基準にすること、窓の種類やスタイルごとの違いを理解すること、床や窓枠とのすき間を意識することといった基本を押さえれば、ぐっと迷いが減ります。とくに、腰窓と掃き出し窓での丈の決め方や、Aフック・Bフックの違い、遮光や遮熱といった機能を引き出すためのゆとりの取り方は、仕上がりを大きく左右するポイントです。
自分で採寸する場合は、道具を整え、窓ごとの条件を丁寧に整理しながら進めていきましょう。窓の形状が複雑なときやインテリア全体のバランスを重視したいときには、プロの採寸やコーディネートを取り入れることで、サイズの不安を減らしながら理想の空間に近づけやすくなります。正しい測り方を知り、自分に合ったサポートを上手に活用することが、オーダーカーテンで理想のインテリアを実現する近道と言えるでしょう。
オーダーカーテンはオーブインターナショナルにお任せ!インテリアの全てをサポート
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