吹き抜けのあるリビング、最近の戸建てで多くなりましたね。解放感があって明るくて良いのだけど、冷暖房の効率が悪いのが難点です。
シーリングファンやサーキュレーターでもどうにもならない、というケースも多いのだけど、そんな時には上下で仕切ってしまえば良いのです!もちろん開閉式なので、冬場なら朝晩の寒い時だけ閉めて日中は開けておく。夏場なら昼間の暑い時だけ閉めておいて、夜は開けておく。冷暖房の効率が劇的に高まって、省エネにも貢献してくれます。
↑ こんな感じでレールを両サイドに取り付け、滑車でコードをグルっと取り回します。最終的にはこのコードにテンションをかけるので、このコードは全てビシッと張ってレールの中に納まります。
↑ 完成する頃には夜になってしまいまして・・・。この角にあるコードを引っ張って開け閉めします。女性の力でも楽々開閉できちゃうんです。
↑ 使う生地は厚手のレース。遮熱・断熱効果があって、軽量で、透け感もちょうど良く、ナチュラルな質感、おまけに汚れにくい加工がされているのでお手入れも楽チン。っていうこの生地をお勧めしています。
ちなみに、このほど良いウェーブの具合は何度も製作して試行錯誤の結果、ちょうど良い割合を出しました。っていうのはボクでは無くて、名古屋の「カーテンハウス・シルクみどり店」の鈴木幸生さんに教わりました。このシェードシステムを数多くこなされていて、「企業秘密なんだけど、越川さんだけには全部教えちゃうよ~」って。
確かに、作ってみて分かったけど、このシステムで軽く動いて比較的安価にできて、見た目も奇麗で、となるまでには試行錯誤が必要だったと思います。もう、感謝しかありませんよ~。
あ、ボクから同業者には教えられないので、同業者の方はボクに聞かないでね。
↑ 基本的には全て端にたたまれるのだけど、構造上、この先頭の短いパートだけはこのまま残ります。
↑ 違う角度から。
後からお客様に連絡を頂き、「暖房効率が劇的に良くなって、めちゃくちゃ快適です!見た目も奇麗で最高です」と、嬉しいお言葉を頂きました。
本当に暑い時期、寒い時期はエアコンの即効性が高まるし、最高に効率的だと思いますよ!