フランクフルトに着いて3日目の夜です。
こちらに来てから3日間、「ハイムテキスタイル」っていう展示会を回って、今日終了しました。
で、今日は夕方からホテルでのんびりビールを飲んで、これを書き始めているのは13日(金)の夜の7時40分位です。
この段階で世界的な展示会をしっかり開催するっていうのはすごいとは思うけど、実際の肌としては出店者数、来場者数共に例年の2/3位かそれより少ない位、ホール数もかなり絞られていました。
でもね、マスクしていないってのも含めて、日本に比べればはるかに日常を取り戻しています。この時点では、かなりの盛況と言えるんじゃないかな?久々の華やかな世界を見て、それだけで凄く刺激をもらいました。
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ハイムに来る一番の目的は、トレンドセッターが綿密にリサーチして作り上げられた、トレンド展示を見る事。それは世界で一番、テキスタイルデザインの今とこれからを指し示す指標になってくれます。
今年は驚くほどサスティナビリティ一辺倒の提示、素材の提案がほとんどで色と柄が二の次っていう感じ。ものすごく環境負荷が高い布産業の問題解決を指し示す提案なので、デザイナーという立場ではかなり微妙な感じなのだけど、3日間の取材の後にようやく腑に落ちて、次なるデザインが見えてきました。
詳細はこれから書く業界紙の原稿や、セミナーできちんとお伝えできるようにまとめます。まだしっかり分かりやすくお伝えできる段階の前なので、ここではまだお伝え出来なくてすみません。
ここからは、ハイムテキスタイルのダイジェストです。
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トレンドセッターの重鎮、アンマリーさんのセミナー。ボクのつたない英語のヒアリング能力では半分くらいしか理解できないけど、こういったセミナーが会期中ずっと開催されているので、いくつか選んで受講しています。
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木曜日の夜は、日本人向けのセミナーも開催されます。10年位ハイムのトレンドセッターの一人として活躍していた南村弾くんが、現在はトレンドアンバサダーとして、今年のトレンドを解説してくれます。
写真の左が弾君、右が今回ナビゲーターを務めた善明さん。弾君は友達でたまに飲みに行く仲だし、善明さんは業界紙「インテリアビジネス二ュース」の社長なのだけど、ボクはそこの特派員として取材に来ています。
って事で、セミナー後の代表者質問に指名されたりしたので、気の抜けないセミナーになっちゃいましたw
写真はセミナー後の展示解説ツアー中のひとコマ。
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トレンド展示以外の所で目に付いたのは、今年は織物が物凄く多い事。プリントでしょ?って思った物がジャカード織りだっていうものも多くて、これもその一つ。いわゆる「デジタルジャカード」と言って決して新しい物ではないんだけど、もの凄く進化してるんです。
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近くで見ると織物だって分かりますね。
こちらはスペインのメーカーで、抜群のクオリティだったのだけど、他にも写真の様なジャカード織りがたくさんありました。中にはゴブラン織りを復活させたメーカーがあったり、織物がめちゃくちゃ勢力を拡大していました。
って事で、途中でソーセージを焼いたりしつつ、ワインを飲みながら書いていたらもう1時間も経っちゃいました。
今日はここまで、次回は滞在記の続きをお話しします。
ではでは!
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