フラットバランスの応用編-その2

子供部屋の輸入カーテン

    

今回はフラットバランスにスワッグやプリーツ等を複合させたスタイルをご紹介します。これもまた無限にデザインのバリエーションがあるんですよ~。

   

チマー&ロードのドレープカーテン

フラットバランス+テール(ジャボット)というスタイルは基本的なパターンの一つ。ただ、マイクロファイバーというしなやかな生地の特性を生かすように、テールをルーズに仕上げて「抜き感」を演出しています。

   

ハンターダグラス

フラットバランスとオープンスワッグ&テールをアシンメトリーに組み合わせた例。シンプルなシルエットシェードにひと手間加えて存在感を演出した、ってところでしょうか。
こちらもテール部分はルーズに仕上げています。

この「ルーズに」っていうのは、要はアイロンのかけ方で決まるのだけど、この場合は上部1/3だけアイロンをかけて、下はかけないで、というオーダーをしてます。
テールの裾のカッティングも、スワッグから生地が自然に流れて来たかの様なナチュラルなカッティング・デザインにしています。

   

フィスバのカーテン

こちらもオープンスワッグ&テールとの組み合わせだけど、更にガラスビーズを絡ませて、色々なアーチが入り乱れている感じを演出しています。
さらにスワッグの大きさとテールの長さを左右変える事で、アシンメトリーにデザインして変化を持たせているんです。

    

子供部屋のハーレクイン

コンセプトは「ギフトボックス」。メインのカーテンはカップケーキの柄が刺繍されていますが、それをギフトボックスに入れて、リボンを掛けてプレゼント、というストーリーを作りました。

家に帰ってくると、毎日そこにプレゼントが置いてあるというストーリーだから、それはもうお嬢様もテンション上がりますよ~。

    

子供部屋のインテリア

最後に我が家の子供部屋を紹介します。
アラブの宮殿が刺繍された生地から、その宮殿の部分だけを切り出し、小さいフラットバランスとしててっぺんに設置して、その下にもう一段フラットバランスを付け、レースのオープンスワッグでつなげる要領です。
メインのフラットバランスの縁と、左側のドレープの一部にファーのブレードを付けて、プリンセスっぽさを演出。

   

いかがでしたか?
フラットバランスのデザインって、無限の可能性があるのがお分かり頂けましたか?
デザイナーとしても、デザインの自由度が高いだけに、腕の見せ所なんですよ~。

     

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