先日、お客様の廊下の突き当りにお勧めしたアクセントクロスの施工が完成したのだけど、あまりにも印象が大きく変わったので、あらためて「突き当り」の重要性を痛感したんですよ~。
ということで、今回はそのお話です。
何も処理されていない壁面が残る事、ましてや廊下の突き当りが白い壁のまま残っている事はインテリアコーディネートのセオリーではNGなので、当たり前の話ではあるのだけど、今回、あらためてその激変ぶりを目の当たりにして、あらためてお伝えしようって思ったんです~。
上の画像は我が家の廊下の突き当り。こんな場所が典型なのだけど、奥にアクセントを施す事で奥行き感が増して、ストロークが長く感じられます。
出来ればビフォアー・アフターでお見せできればわかりやすいのだけど、ちょうど良い画像が無くて・・・。ビフォアーは想像してくださいw
我が家の場合は、設計段階からこのクロスを貼る予定だったので、それに合わせてダウンライトをウォールウォッシャータイプにして、壁面を照らす様に設置しています。
↑
スイスのヤコブシュレイファー社の壁紙ですが、2層構造でできていて、表面がラメの入ったクリア層になっているので、光を当てるとキラキラ光ります。それを狙って照明計画を立てたんですね。
ここは特に、ドアが当たるので絵も掛けられないし棚も置けないので、アクセントクロス一択だったんです。
でも真っ白の壁では、この奥行き感が出ないんですよね~。もし真っ白だったら、って想像してくださいw
で、今回痛感したっていう事例がこちら。
↑
玄関から入って突き当りの壁面です。昨年、トータルコーディネートをさせて頂いたマンションなのですが、事情があってここだけ後回しになっていて、白い壁のまま残っていたんですね。何度もその状態で伺っているのだけど、入った瞬間全てが真っ白なので、何かボヤっとした感じが否めなかったんです。
でもこのクロスを貼ったおかげで、入った時の印象が激変!
奥行き感が生まれ、引き締まった感じにもなりました。
↑
この場所には絵を飾る事もあるし、手前に棚を置いたり、クリスマスツリーを置いたりする事もあるという事で、いろいろなシチュエーションに対応できつつ、それ自体もデザイン性の高いシノワズリ版トワレドジュイをセレクト。トワレドジュイは本来、18世紀のフランスの田園風景を2色使いで描いた物なのだけど、こちらはそのシノワズリ版。ヨーロッパ人から見た昔の中国を描いていて、オリエンタルな雰囲気がほど良い「ひねり」を加えてくれています。
イギリスの大御所女性デザイナー、「アンナフレンチ」のデザインです。
廊下の突き当り、ちょうど良く壁が残っている事は多くは無いとは思うけど、もしそんな壁があったら飾ってあげて下さいね。壁紙でなくても、アートやファブリックパネルでも良いし。
何もしない、って選択肢は無いですよ~。
——————————————-
ブログランキングに参加しています。
下のバナーをそれぞれクリックして頂けると助かります!