いつもはインテリアコーディネーターやメーカーの社員など、プロ向けにカーテンの講師を務めている越川が解説する、レースカーテンの選び方。一般の方向けにわかりやすく解説します。
今回から数回に分けて、素材や機能、それぞれの特徴とバリエーション、デザインのトレンドやお勧めのコーディネート術など、幅広く解説します。
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【目次】
※ 順次公開していきます!
※ 日中の目隠しに使う薄地のカーテンは、正式には「シアー」と呼び「レース」は編み上げた薄地の事を指しますが、ここでは一般的に馴染みのある「レース」と呼ぶ事にしています。
【はじめに】
レースカーテン選びで先ず大前提として押さえておいて頂きたいのは、「適切な透け具合のレースを選びましょう」という事。良く見受けられるのが、無駄に透けないレースを選んでしまい、お部屋の中から外が見えなくなって閉塞感が出てしまうケース、日本でよくある残念な例です。
よく、夜間に明るい室内から窓ガラスの外を見ようとすると、ガラスに光が反射して見えないですよね?でも暗い外から明るいお部屋は丸見えですよね?昼間はその反対になります。つまり、明るい外から、それに比べて暗い室内は、窓ガラスだけでも見えにくく、それにも増して薄くてもレースカーテンが掛かっていればそれに反射してその向こうが見えなくなります。天気の良い日はもちろん、曇り位ならほとんどのレースカーテンで全くと言って良い程十分な目隠しになるので、無駄に透けないレースを掛けるのはもったいない!
でも、例えばマンションの廊下に面した窓の様に、ほとんど日が当たらない上に目の前を人が通る様な窓には、透けにくいレースが必要です。それとすりガラスの窓も、窓自体を見ても美しくないし冷たく見えるし、室内からガラス自体をしっかり見えなくする位のレースでちょうど良いです。
それと個人的に思うのは、ミラーレースは裏から見るとギラギラしてダサい!
なので、裏から見える窓ではできるだけ使わないで欲しいです。そもそも安物にしか無いミラーレース、「うちは安物のカーテンを吊ってますよ~!」って、全力で外にアピールしている様な物です。見えない所で使うには良いと思いますが。
それらをふまえて本編にお進みください!
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