【第7話】ナポリを見てから死ね!-その2

   

ナポリの2日目。いまだに時差ボケが残っているのか、5時半位には目が覚めちゃう毎日です。年のせいか?いやいや~!(CMのイノッチ風。知らない人は流してください)

  

朝から洗濯とか、ハイムトレンドの分析とか、お客様からのメールの返信とかを終えてから外出。昨日あまりにもナポリが汚くて荒くて印象が悪かったので、とりあえず今日は「きれいなナポリを見よう!」をテーマに、サンタルチアを目指しました。

  

歩いても全然行けるのだけど、とりあえずナポリの地下鉄ってどんなだろう?って事で、地下鉄に乗ってみました。

  

市内の地下鉄とバスとケーブルカーが乗り放題で€3.5。お得感たっぷりの一日券を購入して、いざ!

   

街の汚さとは別世界のきれいな駅構内で驚いたのだけど、電車はやっぱりね、という感じ。しかもめちゃ混み。

  

一駅乗って、近くのガレリアとかいろいろと見た後に、待望のサンタルチアに。

今までとは別世界のきれいさ、優雅さ、高級リゾート感。確かに周りには高級ホテルが建ち並び、歩く人の層も全然違う。この2面性がナポリなんだな~、ってこの時に気づきました。

まあ、当然の様に、「サンタ~ル~チ~ア~♪」って音楽は、自然に口ずさんじゃいますよ。これは仕方ない。

  

で、左を見るとヴェスーヴィオ山。

何じゃこりゃー!っていう位きれいで、一人なのに思わず「わー、すげー!」って口に出ちゃう位衝撃的な奇麗さ。

写真だと1000分の1位しか伝わらないだろうけど、そりゃもう、感動しっぱなし!

  

反対側もまた絶景。

こりゃね、「ナポリを見てから死ね」っつうゲーテさんの気持ちもわかりますよ~。

   

近くにあるヌオーヴォ城とか卵城とか一通り見て回った後、

   

海岸線にあるオープンテラスのあるピッツァリアでランチにしました。

気温17℃(たぶんそれくらい)、雲一つない快晴。気持ちいいに決まってる!という、おそらくここ数年で一番のランチ。

   

ピザは「ナポリターナ」っていうネーミングだけで選んだのだけど、要するにマルゲリータからバジルを削って、アンチョビやイカやタコなどのシーフードを加えた、という感じ。

   

もちろん絶品!ちょっと濃いめの味だから、ビールやワインが進むこと進むこと・・・。

   

あまりにも心地いいからずっとここにいたかったけど、べろべろになって歩けなくなるのも何なので、サンタルチアを後にして、ナポリ一の絶景スポット「ヴォメロの丘」に向かいます。

  

「フニコラーレ」っていう、このあたりに4線あるケーブルカーで丘の上に上がります。これも一日券で乗れるのでとってもお得です。

車内からの景色を期待して、一番後ろに乗ったけど、ずっとトンネルの中だから全く意味が無かったです・・・。

  

上の駅に着いて外に出ると、そこはまた普通の街になっていて、イメージと違うんですよ~。降りたらすぐ、お城を囲んだ観光地だとばっかり思っていたので・・・。

とりあえずてっぺんにある「サンテルモ城」を目指して歩くことにしました。

  

ずっと坂を上っていく感じだから、街中にも関わらず上の写真の様なエスカレーターが何本かあって、これもまた意外な感じでした。

  

15分くらい歩くと、ようやく目的のサンテルモ城が現れます。入り口で€5払って入場!

     

このあたりの城はどこも軍事的な要塞だったから、だいたいこんな感じ。でも、石造りの巨大な要塞は、本当に圧巻!

  

で、こんな感じの坂をくねくね上がって行くんです。勾配が緩やかだから年配の方でも大丈夫そう。

で、上まで登りきって左手を見ると・・・、

  

じゃーん!圧巻の景色!

ナポリの街とヴェスーヴィオ山が一望!

ここでもまた、「すげー!」の独り言が連発しちゃいました。

反対側を見ても、

  

正面を見ても

  

とにかく、もの凄い絶景!

もう、一人でテンション上がりすぎて思わず・・・、

   

そりゃね、47歳のおっさんがセルフタイマーでかっこつけて写真撮ることがみっともない事くらいわかってますよ。

だからね、周りに誰もいないことを念入りに確認してから撮ってるから大丈夫(笑)

この抜けるような青空!すごいでしょ?

タイトルは「ヨウヘイとナポリの青い空」(笑)

   

ちなみにここは、上から見ると星形になっている城壁があって、その上を歩けるようになっています。

ほんと、マジで凄い景色。

これは娘たちにも妻にもいつか見せてあげたいな~、って思いました。

   

確かに、「ナポリを見てから死ね!」っていうゲーテの気持ちはよくわかりました。

  

という事で、「きったねー街!」という第一印象からの変貌。というより、そういった二面性を持った街、という事がわかった一日でした。

明日どうするかは、起きてから考えます!