なぜ毎年ヨーロッパに行くのか?

2020年も、1月は毎年恒例のヨーロッパ出張で幕を開けます。

例年は約3週間行っているのだけど、今回は展示会の日程の関係で約2週間と、ちょっと短めです。

何だかんだ言ってもカーテンは、やっぱりヨーロッパの文化なんです。アメリカでも日本でも無く、ヨーロッパ。なので、世界中のメーカーやブランドはもちろん、情報までもすべてヨーロッパに集まります。

で、毎年1月にフランクフルトとパリで大きな展示会があるので、そこで1年分のサンプルと情報を仕入れてきます。物理的な仕入れもさることながら、感性を磨いて自分の感覚を最先端に研ぎ澄ます、その作業が大きいとは思います。

中でも最大の目的は、ハイムテキスタイル(フランクフルトの展示会)で毎年発表されるトレンド情報です。これは大体6組のトレンドセッターが1年間びっちりリサーチして、議論を重ねて作りこまれているので実に良くできているんです。

  

ここでの情報を元に、ボクの感性も毎年その年バージョンにアップグレードして行くのですが、自分だけアップグレードしていくのはもったいないので、業界新聞に記事を書いたり、帰国後に全国でセミナーを開いて日本の皆様にお伝えしています。

  

現地で発表されるトレンド情報は、全世界に向けた物なので、ボクなりのフィルターを通して日本向けにローカライズしています。これがとても重要だし難しいのだけど、現役のコーディネーターで10年以上取材を続けているのはボクと、一緒に活動している大先輩のヒデキさんだけなので、情報の分析とスクリーニングは自信をもって行っています。

  

何はともあれ、「なぜヨーロッパに行くのか」。

色々な国をあちこち回らなくても、そこに全て集結しているから。要は、それが一番効率が良いんです。

    

今年もまた、現地からリアルタイムでブログを更新するので、お楽しみに!