ファブリックパネルの活用法-その1

シルクのファブリックパネル

 

前々回、着物で作ったファブリックパネルを紹介しましたが(まだ見てない方はこちら)、今回からファブリックパネルのバリエーション、飾り方のコツなどを紹介していきます。

 

もし何も飾っていない壁がお部屋にあって、「何かここ、飾った方が良さそうな気がするな~」って思う様な壁があったとしたら、そこは間違いなく何か飾らなければならない壁です。

専門的には、「未処理の壁が残っている」という扱いになって、お部屋全体で言うと「未完成の部屋」という事になります。またそれと同じように、何も付けてない窓は、「未処理の窓」という事になります。(あえて何も付けないケースは別)

 

壁に飾る物は、絵画、時計、ミラーなどいくつか考えられますが、ファブリックパネルはかなりお勧めです。その理由は・・・、

ほとんどの布で作れるので柄のバリエーションが多く、オーダーだからサイズも自由(生地巾の関係で最大の製作可能サイズには制約がありますが)、軽量、アートに比べれば安価、などなど、お勧めポイントはいろいろあります。

 

今回は基本の「ベタ張り」という、木のベースに直接張り込む形を紹介しつつ、飾り方のコツ、バリエーションなどを紹介していきます。

 

 

ファブリックパネル

一番上の事例もそうですが、壁面が大きい時は、正方形のパネルを3枚並べるのがお勧めです。大きなパネルを1枚飾るよりも軽やかで、リズム感が生まれます。

それからこの事例の場合、壁が石なのでピクチャーレール&ワイヤーハンガーで飾ってます。この付け方は写真の様に壁から少し浮いた感じになるので、もし壁が石で無かったら直接壁にフックを付けた方が良いです。もしピクチャーレールが付いていても無視しましょう。

 

 

ファブリックパネル

階段や廊下に飾るのは、お部屋以上にファブリックパネルがお勧。多少なら何かぶつかっても大丈夫だし、もし何か引掛けて落としてもそんなに問題にならないし、何より固い物しか無い空間に布の物が入ると、空間を和らげてくれます。

写真はスウェーデンのイングヴィ社の生地ですが、北欧のプリントは、「パネル映え」するデザインが多くて昔から人気でが高いです。

 

 

北欧のファブリックパネル

ルイスポールセンの名作照明「PHスノーボール」越しの画。

いいですね~。

 

 

サコのファブリックパネル

ちなみに一番上の事例の生地は、ドイツの高級ブランド「SAHCO(サコ)」の生地。シノワズリ(ヨーロッパ人が描く古典的な中国様式)のデザインをシルクで織り上げた物。かなり高い生地だからカーテンにすると大変な金額になっちゃうのだけど、パネルは使う生地が少ないので、手を出しやすいのも魅力の一つ。

それからシルクは、見る角度によって色が変わるのも魅力です。

 

 

という事で、長くなるので続きはまた次回!

 

 

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