数年前から世界中で増え続けているマイクロファイバーのカーテン。インテリア業界ではかなりメジャーになったとはいえ、まだまだ一般的には知らない人も多いと思います。
という事で今回はマイクロファイバーの生地をご紹介します。
わかりやすく言うと、ベルベットの様に起毛している生地。製法がベルベットとは異なるので区別されているけど、物によっては見分けがつかない程そっくりな物もあります。ただ、ベルベットに比べると自由度が高いので、薄くしなやかに作ったり、厚みを出したり、色々な風合いの物が作れます。ただ素材はポリエステルに限られる様です。（たぶん）
一番の利点は、コスト的に安く作れる所。高級な物もあるけど、平均するとベルベットより安く、似た様な上質感が得られるのは魅力です。
バリエーションも年々増えていて、一番上の事例は、ヴィンテージ感のあるテクスチャーが施された物。色違いを３色組み合わせてデザインしました。
同じ生地の色違いで、アップで撮った写真がありました。
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アップで見ると風合いが良くわかりますね。
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こちらはプレーンな無地。「落ち感」って言って、そのまま掛けるだけで奇麗なドレープが美しく出るしなやかな生地で、オーブでも一番人気のスペインの生地です。日本特有の、カッチカチに硬い生地を作っておいて、後から形状安定加工をかけて人工的にヒダを作るものとは、別次元の美しさです。
それとマイクロファイバーの副産物があるのだけど、生地っていうのは縦糸と横糸で織られているから、その織り目の隙間から光が漏れるのだけど、起毛がその隙間をふさいでくれるおかげで、ある程度の遮光性が出るんです。さすがに薄い色の生地は無理だけど、ある程度の濃い色だったら十分に寝室で使える遮光性があります。
もちろん断熱効果もあるので暑さ寒さも防いでくれて、しかもリーズナブル！
ね、人気が出るのもうなずけるでしょ？
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こちらは地厚なタイプ。当然ドレープ性は劣るけど、遮光性や断熱効果が高いので、寝室に最適です。それと吸音効果があるので、安眠にもつながります。その辺りはベルベットと同じですね。
マイクロファイバーのお話はまだまだあるので、続きはまた次回！
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