マイクロファイバーの生地-その2

 

前回に引き続き、マイクロファイバーの生地のお話です。

お掃除に使う雑巾とは全く別物なので、念の為w

 

マイクロファイバーのもう一つの利点として、「表面が滑らか」というのがあります。通常の生地は縦糸と横糸で構成しているので、どうしても織り目が出てしまいます。サテンなど、織り目が出にくい生地もあるけど、それでも多少の織り目は出てしまうし、糸の断面が表に出るので、その上にプリントを施す際に、プリントの柄が少し粗くなってしまうんです。TVなどのモニターに例えると、ピクセルが粗い状態と言えばわかりやすいでしょうか?

 

きめの細かいマイクロファイバーは、TVに例えると4Kとか8Kみたいに画素数が多いのと同じ状態で、プリントが鮮明に表現できるんです。

上の花柄もそうだし、先日紹介したウエッジウッドの生地で作ったクッション、これもそうなんです。

 

陶器の様な鮮明なグラデーションのプリントは、マイクロファイバーならでは。もちろん手触りが良いっていうのも利点ですが。

 

 

それとこちらのゼブラ柄もマイクロファイバーの生地なんだけど・・・、

 

 

結果的にそうなったんだと思うけど、リアルな動物の毛皮の様に見えちゃうんですよね~。平織りの生地ではこの風合いって出ないと思うんですよ。

 

今はプリントもデジタルプリントの時代。色数に制限が無く、写真の様に鮮明なプリントができる技術が発達した事と相まって、「マイクロファイバー+デジタルプリント」の生地は、これから益々増えていきそうですね。

 

 

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