今回もドレープカーテンのトレンド、「オモアツ」についての続編です。
前回はのお話をまだ読んでない方は先にこちらをご覧ください。
重くて厚いドレープカーテンがトレンドですよ~、中でもツイードはトレンドですよ~ってお話ししましたが、ツイードの他にも注目のオモアツ素材が2つほどあります。
一つ目は「ブークレ」です。ブークレはフランス語なのだけど、日本語でリング糸、英語でリングヤーン。要するに輪っかが連なったような糸で織り上げた布の事で、もちっとした厚みと柔らかさが特徴です。見た目にも重さと厚みが感じられる布ですが、ツイードよりも柔らかい印象になります。
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こちらはアルデコ社(ポルトガル)のパリのショールームで撮った写真ですが、こうやって少し床に付ける長さで作るのがお勧め。
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こちらはデンマークのクヴァドラ社の生地ですが、ややライトな感じの織りになってます。
2つ目のオモアツ素材は、「シュニール」です。これは以前からよくあるスタンダードな素材ですが、これもまた各社からラインナップが増えているんです。
シュニールは、けば立った糸で織り上げるだけなので、コストを比較的抑えられるのと丈夫さが特徴で、椅子張りにもよく使われます。
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フランスのカサデコ社の生地。固めの生地なので、ややゴワっとした感じになります。単色の物もあるけど、この生地の様に複数の糸を織り込む事で、色の深みと高級感がグッと増します。
アップにするとこんな感じ。
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厚みがあるので、遮光性と断熱性が高いのも特徴です。
この様に「オモアツ」は見た目の高級感もさることながら、丈夫さ(長く使う事で資源を無駄にしない)、断熱性(省エネ効果)などの観点からも時代に合った生地なんですね~。という事でこのトレンドはしばらく続くと思いますよ~。
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