皆さんは「流行色」って言葉はご存じですよね？でも誰がどうやって決めているのかはわからないですよね？
「色」っていうのは、特に工業製品を作るメーカーにとってはすご～く重要な要素なので、それはもう、物凄く入念に調査している事は容易に想像できますね。
その「流行色」をリサーチしている一番大きな団体、一番大元となる所が「INTER COLOR（インターカラー）」という「国際流行色委員会」になります。本部はフランスにあって、１７か国から代表が集まり、年に２回会議を行ってます。
そこに日本代表として参加しているのが「JAFCA」、日本流行色協会です。
その日本流行色協会が年に４回発行しているのが一番上の画像、「流行色」。中でも毎年秋号では、ファッション、車、住宅、家電など、それぞれの分野の春夏のマーケットカラー動向が詳細にリポートされています。
例えばレディスファッションだと、
（意図的に画質を落としています）
こんな感じで、市場調査された物が詳細にリポートされて、分析と翌シーズンの予測までされたりしています。
で、カーテンの分野ではボクが生地を書かせてもらっているのですが、
（意図的に画質を落としています）
もう１０年位寄稿しているのだけど、初めは全国の百貨店などに紛れてボクの生地も1/4ページくらいだったのだけど、だんだん記事の面積が増えて、今はメーカー以外ではボクだけになって、2ページに。これがね～、なかなか大変なんですよ～。
何が大変かって、ファッションなどと違って、インテリアは１年位ではトレンドが大きく変わらないから、去年書いたことと被っちゃったりして、変化が付けにくいんです。
だからね、毎年締め切り近くになるとお腹が痛くなっちゃうの 笑
でもまあ、何とか書き上げて、今年もこうやって無事に掲載されました。
肝心な内容ですが、詳細には言えないからザックリ言うと、ゴールドのアイテムが増えた影響もあってか、ゴールドと相性の良い色が増えていて、石の素材や模様が増えています。レディスファッションで人気のビビットグリーンもインテリアに来ているかな？インテリアではもう少し落ち着いたグリーンだけど。それとボルドーやブルー系、ラグジュアリー感が感じられるトーンで多く使われています。
それにしてもこの流行色を読んでると、いろいろなジャンルのカラートレンドがゆるーくリンクしていて面白いんですよ～。
それといつも思うのは、色ってやっぱり奥が深い！
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