今年のヨーロッパ日記も最終章に入りました。
今回はインテリアの総合展示会、「メゾン・エ・オブジェ パリ」のお話です。総合展示会と言っても前述の通り、テキスタイル(カーテンや椅子張り)以外のインテリア、という事になります。詳しくは前回の「パリ・デコオフっていう世界一のイベント」をご覧ください。
特に今年目についた、トレンドを感じられる物をピックアップして紹介します。
長くなるので2回に分けてお届けします。
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椅子張りに関しては、ブークレばっかり!もうね、全体の椅子の半分がブークレなんじゃないかな?っていう位、こればっかりでした。
ちなみにブークレはフランス語で、英語にするとループヤーン、日本語にするとリング糸。輪っかが連なった糸で織って、ぼてっとした厚みを出した生地で、カーテンにも使われます。
写真の1シーターソファは、優しいブークレを使いながらも力強いスタッツで加飾していて、相反する組み合わせが面白いな~って思いました。
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ブークレの織り自体にもバリエーションが増えています。このソファを拡大すると・・・、
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地模様が特徴的。リング糸の粒々感と白い色とが相まって、石庭を彷彿させる禅のイメージも。美しいですね~。
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パイピンの色を変えたアクセントも、例年より多く見られました。レザー(合皮)のパイピンもラグジュアリー感があってかっこ良いですね。
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ファッション界でトレンドのチェック柄はインテリアでも増えています。特に写真のグレンチェックやガンクラブチェックなど、メンズファッション由来の柄がレディースファッションで流行したという柄は、インテリアにおいてもトレンド感があって素敵に見えます。
ノーブルに見えるからかな?ファッショナブルだからかな?写真の様に背だけに使うのが良い感じです。
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ハイムトレンドの「From Earth」を思わせるタイダイ柄。こうやってモダンで上質な空間に使ってこそ生きる、アート感あふれるランダムさ。
これからはこういう柄ですよ~、ってハイムのトレンドセッターが示しているって事もあるし、押さえておきたいですね。
今回はここまで、続きはまた次回!
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