今回は、フラットバランスの「裾のカッティング」について。
縁に付けるトリムやテープなどについては、前回お話ししているので「その2」をご覧ください。
フラットバランスは、裾のカッティングするデザインによっても、色々な表情を作り出せます。
上の画像はハート柄の一部を中央に施し、さりげなく可愛らしさを表現しました。モロにハートよりも
さりげない感じが、デザインとしてはちょうど良いのではと半分だけにしたのですが、そうやっていろいろ
できるのもフラットバランスの便利なところ。
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クラシカルなデザインカット。これは割と定番のデザインながら、通常よりカーブをきつくする事で、妖艶さを表現しました。もちろん色使いとの合わせ技ですが。
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こちらはモダンさとダイナミックさを表現。裾はバイアステープで仕上げています。
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デザインカットは裾だけでなく、上部やサイドに施す事もできます。
シェードの裾にデザインカットを施すのも同じ要領なんです。
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ダイニングとキッチンの間に付けた間仕切り。アミューズメントパークをイメージして、大胆にサイドまで回しました。
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ヨーロピアンクラシックとジャパンテイストをミックスしたコーディネートを作り上げる為に、デザインカットで和を表現。神社にある「擬宝珠」をデザインに取り入れました。
武道館の屋根になる「大きな玉ねぎ」でお馴染みのそれです。
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アリス・イン・ワンダーランドをイメージしたデザインです。全体を王冠に見立てたフォルムに仕立て、裾にダイヤ、スペード、ハートのカッティングを施し、その奥にストライプを入れて毒っぽさを表現。
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お城の城壁の様なデザインを施したフラットバランス。
大きなバランスは、寸法を正確に出すのが大変なんですよ~。製作精度の高さも求められるので、実は「大きい一枚物」というのが一番難しいんです。
いかがでしたか?ボトムカットのデザインで様々なデザイン表現ができる事がおわかり頂けたんじゃないでしょうか。
まだまだいろいろな表現方法があるので、次回に続きます!
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