インテリアデザインのトレンドは、年々多様化が進んでいるので細かく見ると細分化されているのだけど、大きな方向性としては全体的に「ラグジュアリー志向」に向かっています。その表れの一つがゴールドのアイテムだったり、石の天板だったり、ベルベットだったり…。以前にこのブログでも書いた「オモアツ」っていうのもその一環なんです。「オモアツ」というのは「重い・厚い」生地を総称して名付けた造語なのだけど、まだそれを読んでない方は読んでみて下さい。
そんな流れの中、プリントカーテンの柄にもマーブル柄がジワジワ増えているんですよ~。数年前からイギリスのBLACK EDITIONとか、O&Lとか、一部のブランドでは人気の柄としてあるにはあったのだけど、それが多くのブランドにも広まって、実際にセレクトされる方が日本にも増えてきて・・・、という感じです。
上の事例の生地をもうちょっとUPにするとこんな感じ。
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地厚で光沢のあるサテン地にプリントされていて、何ともエレガントな生地なんです~。
水彩画の様なボカシは、最近普及したデジタルプリンターならではの表現技法なんだけど、それによってアーティスティックな雰囲気が出るし、何より見ていて安らぎますよね。それでいてラグジュアリーなのがこに生地の良さ。
もう一つの事例を紹介すると、
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麻のベースに顔料プリント(プリントした部分が盛り上がって厚みの出る染料を使ったプリント)でマーブル柄が描かれたセミシアー(厚手のレース)。全面だと重くなっちゃうので、幾何学柄と交互に配置して、柄を間引いてスッキリまとめつつ単調になりすぎるのを防いでます。
アップにすると・・・、
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一緒にコーディネートしたオープンラックをメインに撮った写真なんですが、大体柄のイメージはわかりますよね?
ちなみに、麻のレースは伸び縮みが大きいので(どちらかというと伸びる方が多い)、基本的にはこうやってブレイクさせる(床に付ける仕上げ)がお勧めになります。
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ちなみに、以前に紹介したこちらの事例のラグも石目柄がプリントされているんですよ~。家具があるとわかりにくいのでカタログの画像をお見せすると、
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こんな感じになります。これもまた、デジタルプリントなんです。プラスチックのモダンな家具で有名な、ドイツのKartell社のラグで、2枚重ねた様なデザインもいい感じですよね~。
色々なインテリアアイテムに石目柄や素材として石が使われた物が増えているので、今後も注目ですよ~。
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